【海外で働く】海外で長く働くためのたった一つのこつ

ホタイブログ

海外で働くには、異なる環境で様々な違いを乗り越えなければなりません。
しかし、1,2ヶ月で諦めて帰国してしまう人がいることも事実です。
筆者ホタイは、20数年の海外生活で多くの日本人が海外に適応しなかった例をみて、気づくことがありました。それは「日本と同じように働く」ことです。日本と同じように働いていると、体力が追いつきません。
海外では、気づかずに体力を消耗することも多く、特に慣れないうちには病気になったり、精神的な不調に繋がったりしてしまいす。

  1. 天候の違いによる体力の消耗
  2. コミュニケーションの難しさ
  3. 生活環境の変化

本記事は、特に海外に来たばかりの方が陥りやすい 体力・ストレスについて解説しています。 その他のことについては下記記事を参照ください。
短期で帰国しないための準備はこちら:【日本脱出】海外就職の不安を解消! 原因を知り心の準備をしよう
長期的に発生する問題はこちら:【長期視点】海外移住に失敗する3つの理由、ライフステージの変化から考える
仕事や生活における失敗と対策はこちら(帰国しそうになったら見てください):【海外就職】失敗5大要因と21項目の対処法チャート

目次

1.天候の違いによる体力の消耗

現代の生活は、屋内であれば空調がきき、激しい暑さや寒さを感じることはあまりありません。
しかし、実は結構体調に影響します。また、寒暖だけではなく、湿度が高かったり低かったりといったことも体調に影響します。
屋内で働いていて気づきにくいのが厄介で、日本と同じ感覚で働いているといつの間にか体力が削られてしまいます。つまり、日本と同じように働いていると、100%以上の力を使っていることになるのです。「〇〇人はあまり働かないな」などというボヤキもききますが、実は現地の環境にあった働き方をしていることもあるのです。

筆者の住むベトナムの北部は、夏の最高気温が40度に達します。屋内で働いていても通勤やランチタイムなどで外に出ると、体力の消耗を感じます。
こんな厳しい環境で働くベトナム人は逞しい、と感心しましたが、実はベトナム人も普通に病気になって仕事を休んだりしています。

体を壊しては元も子もありません。現地に合わせたペースで働くことが大切です。

2.コミュニケーションの難しさ

海外で働くと、当然現地社員とのコミュニケーションは、英語や現地語が多くなります。日本語が通じたとしても、日本人と同じようにはいきません。
そこで伝えたいことがうまく伝わらなかったり、時間がかかってしまうことになります。
また、仕事の仕方や考え方が違うため、そもそも言葉が通じても仕事がうまくいかないこともあります。これが地味にストレスになります。

こういったことが重なると、むやみに怒ったり感情的になってしまし、ストレスがたまります。
感情的になっても仕事がうまくいくわけではありません。また、お互いに嫌な気持ちになってしまうだけです。
少し気を抜いて、あまり一生懸命になりすぎないようにし、ストレスを溜めないようにしたほうがうまく行きます。始めから、日本で10の時間でできるものは、現地では15くらいの時間がかかると考えておけば、それほどストレスが溜まることもありません。
肩の力をぬいて仕事をしましょう。

記事:【海外職場】コミュニケーション失敗しない5つのコツ
【海外就職】求められる語学力とスキルレベルは?英語は必要か?
【海外就職】語学力の優位性と限界ー効率的な語学学習法

3.生活環境の変化

海外生活が始まると生活環境が変化します。
日本国内でも転勤などがあれば生活環境が変化しますが、海外の場合はもっと大きな変化になります。
食生活・日常の家事・買い物等全てが変わるといっても良いでしょう。
また勤務先の場所によってい、出勤日数・通勤時間や方法が変わります。また国定休日も日本より少ない国がほとんどですから、出勤日数は多くなるでしょう。土曜出勤が通常である国も普通にあります。

特に食生活は、外食に偏ったり、自炊するにしても食材が手に入らなかったりと、大きく今までの生活と変わってしまいます。
適応期に、精神的な負担がかかったり、食生活が遭わなかったりで体調不良になる原因となります。
昼食は社内食堂でで、日本人と現地社員は同じものを食べる場合、食が合わないとかなり辛くなります。毎日昼食を抜いたり、菓子パンを食べてて過ごしたりする人もいましたが、こういう人は例外なく短期で体調不良のため帰国となりました。簡単な日本風食にするなり、弁当の宅配なりお金がかかっても解決しないと最終的にもっとコストがかかってしまうということになります。

現地での契約社員は、こういった社内環境も含めて就職先を選ばないと長続きしません。
通勤は、勤務先までの送迎バスなどがあれば、満員電車での通勤に比べると楽になりますが、日本でと変わるものの一つです。

「力をぬく」ことが必要

海外で長く働くコツは、とにかく「力をぬく」ことです。
特に来たばかりの頃は張り切りすぎてしまいます。慣れるまでは、体力的にも精神的にも負担がかかります。日本と同じように働こうとすると、かならず無理がかかり、本人は100%の力で働いているつもりでも、実は120%の負担がかかっているのです。この状態では、長く続けることはできません。80%くらいの力で働くとちょうど良いのではないでしょうか。
「余力」を残すと、サボっているようで気持ちの悪く感じる人もいるかもしれませんが、体調不良などで短期での帰国となってしまっては、本人と勤務先双方にとってマイナスです。
適度な手抜きをすることが結局長続きし、双方にとっての利益につながるのです。

海外就職の準備はこちら:【日本脱出】海外就職の第一歩

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——ホタイブログ—–

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