現地に溶け込むにはどうしたらよいでしょう。職場に溶け込むには、コミュニケーションが必要です。語学は必ずしも必要ではありません。自分の溶け込み度レベルを見てみましょう
- 人と溶け込む・職場で溶け込む
- 外見が溶け込む
目次
海外職場に溶け込む
職場では、「日本人社員」として少し他の社員と違った目で見られたり、壁を感じることもあります。この壁を少しでも低くすることが溶け込むということでしょう。
職場に「溶け込む」とは、要は他の社員と、仕事・私生活を問わずコミュニケーションを多く取れるということです。
現地語の語学力があればプラスにはあなりますが、かといって語学力があるだけでは溶け込むことはできませんし、あまりできなくてもうまくいくこともあります。
あいさつ
コミュニケーションの基本はまずあいさつです。出勤時に顔を合わせた人と「おはよう」です。
あとは国によって「おはよう。・・・・・」とおはようの後に一言二言つける、これが基本です。
会社で朝礼を行うところも多いと思いますが、この朝礼というは会社の情報伝達だけではありません。出勤者の確認や、顔色をみて社員の健康状態などもチェックします。
朝のあいさつの時も同様に、少し相手のことを観察して見ましょう、そうすれば、「調子が悪そうだけど大丈夫?」「新しい髪形だね」といった言葉が出てくるようになります。
雑談
仕事以外の雑談。これが溶け込むことの肝になります。仕事の話は溶け込む・溶け込まないに関係なく必ずします。雑談こそが溶け込むキーポイントです。いくら現地の言葉ができても仕事の話以外はしない、というのでは、とても溶け込むことはできません。語学力だけではダメというのは、これが理由です。
日本人は、プライベートの立ち入ることを嫌う人が多いです。しかし、現地に溶け込むのであれば、仕事プラスアルファの人間関係を築くということなので、プライベートもお互いに知り合わないと難しくなります。まず、当たりさわりのない天気・時事・ローカルな話題から入り、徐々に家族のことも話すようにすると良いでしょう。
勤務時間外
勤務時間外の付き合いというのは、国や会社によって変わります。仕事の人間関係と個人の人間関係を全く別に考えるところもありますし、仕事・個人の人間関係を分けないところもあります。その国や会社のやり方を見て、どこまで合わせられるか見てみましょう。
最近の日本では少なくりましたが、毎日のように飲みにいく会社があったとして、そこに入った中途採用者が全く飲み会に参加しなかったら、なかなか溶け込むことは難しくなります。ここでは、その是非は問いません。現実はそうであるということです。
海外でも同様で、たまに食事に行ったり、休日のバーベキューなど家族で交流したり、場所により様々です。現地に溶け込むということですから、ある程度はそいったことにも参画する必要があるでしょう。ただ、頻度は様子をみながら調整すればよいと思います。
語学力
語学力は必須ではありません。下手な言葉でもどんどんコミュニケーションするコミュ力お化けな人もいます。まず「あなたと話がしたい」という意思を表すことです。
語学力がなく、不安に思う人もいることでしょうが、それはそれなりの立ち位置を築けば問題ありません。例えば、言葉があまりできなくても、相手の家族状況を把握して、「子供の入学試験どうだった?」「お父さんの病気はよくなった?」と関心をよせると親近感が湧いてきます。
ただ、下手でもよいのでその国の言葉を使うと好感度がぐっとアップします。なにより自分の国を理解しようとしている態度が評価されるからです。かたことでも良いので、その国の言葉を使って見ましょう。
溶け込みレベル
溶け込みレベルを分けると下記のようになります。
- レベル1:あいさつプラスアルファをする。
- レベル2:当たり障りのない世間話をする。
- レベル3:相手の家族状況を知り合う。
- レベル4:勤務時間外での付き合いがある。
外見が溶け込む
外出していて、ぱっと見で日本人と分かると、良いこともありますが、悪いこともあります。
良いことは、いろいろと教えてくれたり、気にかけてくれたりと、とても助かることでしょう。
悪いことは、話す前から「話が通じません」と相手にしてくれなかったり、物を買うときにぼったくられたりすることです。最悪の場合には、犯罪のターゲットにされてしまいます。
外見を現地に溶け込ますにはどうしたらよいでしょうか。
なぜ日本人とばれるのか
現地に溶け込むのとは逆に、日本人はなぜ日本人とばれてしまうのかを外国人に聞いて見ました。
すると、雰囲気・服装・髪型・メガネ・メイク・歩き方・顔かたち等々の答えが返ってきました。
雰囲気というのは、細かい違い全体からそういった印象を受けたと思われます。その他を分類すると内容が三つに分かれます。
- ファッション:服装・髪型・メガネ・メイクなどです。日本でのファッションと現地でのファッションが異なるため、そこに違和感を感じて外国人と分かってしまうのでしょう。
- しぐさ:日本人は歩くのが速い、といわれて気がつきました。その他にも人ごみをチョップしながらかき分ける、お辞儀をする等のしぐさがの違いで分かるようです。
- 肉体的特長:国によりますが、アジア人の少ないところでは、それだけで目立つ存在となります。また個人的な感覚では、アジア人の中では、日本人と韓国人は髭が濃いような気がします。中国人は、毎日髭をそる人は少ないようです。
外見から溶け込む
ばれる要因が分かれば、その逆をいけば分かりにくくなります。
ファッションは、全て現地調達すればよいでしょう。
服やヘアーカットを現地で行うと、いつもの自分の好みと同じようにしても、現地よりになっていきます。同じような服でも、若干スタイルや色が異なっていたりするのです。髪型も似た髪型でもやはり少し変わってきますので、その小さい変化が集まり、全体的な印象が変わってくるのです。
周囲の人が民族衣装を身に着けている中で、自分も同じ民族衣装を身に着けると、周りからも喜ばれることが多いです。ただ、宗教的な意味合いをもつものもありますので、それには気をつけましょう。
しぐさを変えるのは意外と難しいです。周囲とあわせていくことが大切です。
溶け込むのとは違いますが、国によって嫌がれるしぐさがあります。ベトナムで指で人を指差したり、インドネシアで腰に手をあてる(前ならえの最前列のような格好)などです。
それぞれの国のボディランゲージを学ぶと、現地に溶け込んだしぐさができるようになり、また、意識せずに人を不愉快にしてしまうことも避けられことができます。
外見を現地に合わせていくと、「外国人感」が薄れてくるので、親近感が湧いてきます。また、この人は自分の国を学ぼうとしている、この国を好きになってくれている、と感じられます。これは現地に溶け込む上でとてもプラスになります。
まとめ
海外の職場に溶け込む方法を説明してきました。あなたは4つのレベルのどこのにあてはまったでしょうか。さらに上のレベルにとうたつするように頑張りましょう
- レベル1:あいさつプラスアルファをする。
- レベル2:当たり障りのない雑談をする
- レベル3:相手の家族状況を知り合う。
- レベル4:勤務時間外での付き合いがある。
また、語学力や外見もプラスアルファの要素になります。自分のスタイルにあわせて挑戦してみるのはいかがでしょうか。
——ホタイブログ—–
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