ハノイでの日本人新型コロナワクチン接種

ホタイブログ

2021年8月7日に、ハノイにて日本大使館が手配したワクチン接種が行われました。

事前申請・事前説明と準備・当日のワクチン接種の模様をまとめます。

接種後のZALOについては事前説明に入っておらず、これも分かった範囲で説明します。
今回の対象者は、大使館への登録を行った60歳以上の日本人が対象でした。
ワクチンはアストラゼネカ製のワクチンでした。
個人的に体験した内容なので、事実の誤認等もあるかもしれませんので、今後申請・接種を行う方は、それぞれの機関にて確認を御願い致します。

目次

ワクチン接種の事前申請

日本大使館より、ワクチン接種希望人数調査があり、これを提出することにより、大使館手配のワクチン接種対象になります。
ウェブサイトでは、7月25日までの受付となっていますが、今後も対象を広げて調整していくとのことです。引き続き当局への送付を行うとのことですので、まだ登録していない方は、ここで登録することになります。

ワクチン接種希望人数調査

大使館よりの事前説明

8月5日に、大使館よりメールが届き、60歳以上を対象として、7日の接種との連絡がきました。また、6日にオンライン説明会を開く案内も一緒に入りました。
6日に関連資料がメール配信されました。関連資料は下記です。

    当日の必要書類:
  • 医療申告用紙
  • 問診表及び同意書
  • 病院発行の通行パス
  • その他の書類:
  • ワクチン接種者の情報記入リスト
  • 上記1,2の日本語参照資料

オンライン説明会は、1時間強で、当日の接種の流れ、注意事項が説明され、その後ワクチンについての説明がありました。
ZOOM会議でチャットでの質問もありました。

事前準備したもの

  1. 医療申告用紙への記入
  2. 問診表及び同意書への記入
  3. 通行パスのプリントアウト。画像でもよいとの話もありましたが、現場の警察官による対応が異なる可能性があるので、紙で準備が推奨です。
  4. パスポート
  5. マスクとフェイスシールド
  6. 接種2回目の場合は、1回目の接種証明
  7. 72時間以内のコロナ検査陰性証明 病院までの道にもよりますが、市内のチェックポイントで検査される可能性があります
  8. 会社発行の通行証明。/span>

1,2,3、4、5は確実に必要となります。6は2回目の方のみ。7、8は病院へ行くまでに必要となる可能性のあるものです。状況により変わるので、事前確認が必要です。移動がハノイ市内のみや、ハノイ・他省の省境をまたぐなどでも違ってきます。
1の医療申告用紙は、病院内への立ち入りに必要なものだと思われますので、通訳等の同行者の分も準備しておくとよいです。

当日の注意

ハノイ市内の交通量は減っていますが、ところどころで隔離エリアがあり通行できません。迂回しなければならないので、時間に余裕を見たほうが良いです。
当日はかなり暑く、水や帽子を持って行かなかったので、かなり疲れました。

接種の状況

集合地点

接種会場は、中央肺病院(Benh vien Phoi Trung uong)ですが、集合地点は、近くのスタジアム駐車場になります。(55 pho Doc Ngu)
入り口で待っていた方もいたようですが、集合場所は駐車場敷地内の体育館のような建物でした。車で行った場合は、そのまま駐車場に車を止めることができます。
入り口より右に30メートル入ったところで、日本人が来るとあっちだと指差して教えてくれました。
建物に入ると、大使館の方より、「ワクチン接種証明書」の紙を渡されます。内容を記入例に従って記入します。
集合地点では、記入した書類のチェックを行い、医療申告用紙を提出します。すると手の甲にスタンプが押されます。ここから病院へ向かいます。

病院での接種

病院へは、駐車場入り口まで戻り、左手に進みます。
列に沿って進みますが、足元が悪く、つまづく人が多くいました。
接種までの流れは下記になります。

  1. 体温・血圧測定。結果を問診票に記入、手首に黄色いリストバンドを巻かれます(病院の屋外テント)
  2. 名簿との照合と、ワクチン接種証明書へ名簿番号の記載(屋内、1会と2階)
    *この場所は2つあり、日本語のみの場合は1階、ベトナム語ができる場合は2階でした。
  3. 問診、問診票のチェック
    *2階目のワクチン接種の場合は、ここで1回目のワクチン接種情報を記入します
  4. ワクチン接種。ここでワクチン接種証明書は回収されます。
  5. 接種後の観察30分。ここでZALOを使い、副反応の状況を申告ます。

1の黄色いリストバンドは、生年と時刻が記入されます。体温・血圧OKの接種対象者を識別しているようです。
3の問診は、問診票の項目が全て”Khong”であれば特に何も聞かれませんでした。持病や服用薬のある方はここで説明します。
5.の待機場所に行くと、ZALOでQRコードを読むことを促されます。
ZALOは、LINEのようなアプリで、ベトナムで普遍的に使われているものです。
WiFiがつながらない場合は、そこの担当者がつなげてくれます。
このZALOの目的は、ワクチン接種後の副反応の状況調査です。QRコードを読むとグーグルアンケートが開き、氏名・電話番号を入力します。それからその他の副反応の項目を入力します。30分の待機終了後にクリックして提出します。
この副反応アンケートは、全てベトナム語のため、若干難易度が高いですが、そこにいる担当者が助けてくれるので、分からなければ聞いて見ると良いでしょう。
30分待機して、異常がなければ終了です。

接種後

今回の話を聞いた方は、2回目の接種でした。1回目は、接種部の痛みや発熱がありましたが、2回目はほとんど副反応はなかったとの事です。
この接種のデータもデータベースに入り、アプリSuc Khoe Dien Tu(電子健康)で確認できるようになると思いますが、まだ未確認です。

最後に

かなり急な動きでしたが、日本大使館の方々の準備・手配も良く、全体的にスムーズに進みました。
次のワクチン接種はまだ計画できていませんが、申請中とのことなので期待したいです。

次回は、会場やワクチンが変わる可能性もありますので、この記事と異なることも多々あると思いますが、今後の参考にしていただければ幸いです。

ベトナム バクニンでの日本人ワクチン接種
1回目のワクチン接種記事

——ホタイブログ—–

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