【日本脱出】海外就職の第一歩

ホタイブログ

物価があがり、給料はあがらず… 日本ではなかなか明るい将来をえがけません。
そんな中、海外移住がよく話題になり、海外就職も考えている人が増えています。
でも、「海外に移住したい」「海外で働きたい」と思いながら、何から行動してよいか分からない人の方が多いです。海外で暮らす人も次第に多くなっているとはいえ、まだ周囲にそういう人がいなければ、相談もできず、第一歩を踏み出せない人が大部分です。
次第に多くなっているとはいえ、まだ周囲にそういう人がいなければ、相談もできず、第一歩を踏み出せない人が大部分です。
でも日本で生活していれば、誰しも将来に不安を覚えていることでしょう。
実は今の時代、海外移住はそれほど難しいことではありません。誰しもきっちり準備をすれば、海外に移住することはできます。
仮に失敗して日本に帰国しても、それを有効なキャリアとして活かせれば、それは失敗ではないのです。むしろステップアップとなります。
私は20年以上海外に住んでいますが、やはり行く前は不安でいっぱいでした。そして、今に至るまで、成功・失敗した人も多く見てきました。その経験をふまえて、解説していきます。

海外移住成功のカギは、「収入」です。お金がないと生活できません。この見通しがないとほぼ成功しません。逆に仕事さえあれば、全く問題ありません。だいたいのことは、お金で解決できます。
つまり、海外で就職できれば、ほぼ成功なのです。

そして、もう一つ気になることが、日本に帰国した時の就職のことです。「永住」を考えている人もいるかもしれません、でも日本に暮らしていて、「いざとなったら海外に移住できる」という選択肢があると、精神に余裕ができるのと同様に、「いざとなったら日本に帰れる」という選択肢があると、海外でも余裕を持って生活できます。
日本でのキャリアも考えておく必要があります。

最終的に海外で独立・起業したいという人も、外資系でバリバリ働きたいという人も、第一歩目は日系企業への就職し、キャリアを積んだり、現地の状況を把握してからというのが現実的でしょう。
つまり、日系企業での就職状況を今からチェックし、失敗のないように動けばつまづくことはないのです。

海外就職の第一歩は、日系企業現地採用から
もし、海外経験がないなら、日系企業での現地採用から始めるのが、現実的で最短です。そこでキャリアを数年積んでから次のステップへ進むのが、失敗しない方法です。
現地採用のメリットデメリットは、別記事に詳しくまとめましたが、要約すると以下になります。

  • メリット: ①自由な滞在期間 ②仕事能力のスキルアップ ③語学力アップ
  • デメリット:①待遇の低さ ②不安定な地位 ③公的福利厚生がない

別記事:海外就職現地採用の3つのメリットとデメリット。失敗しないために、企業が求めるものを知ろう

「どこへ」「どうして」「何を得るのか」をはっきりさせることが、海外就職の第一歩です。

目次

海外就職の「目標」を定める

海外就職先はどこへ

どの国へ行くか、これを決めないことには何も始まりません。
一番重要なことは、「仕事があるか?」です。自分の行きたい国が決まっていれば、考える必要はありません。

まだどの国がよいかを決めかねている場合は、別記事に、おすすめの国をまとめましたので、具体的にはそちらを参照してください。
データから見るおすすめの海外移住・転職先。必要な英語力は?
海外移住・就職 経済的に住みやすい国はどこか

まず「収入」の確保が必要です。言い換えるなら、自分はどこの国で仕事ができるか、ということです。
日系企業の多い国は、それだけ機会も多いといえますが、人それぞれ年齢も職歴も違いますので、一概に「ここ」とは言えません。
実際の就職情報にあたり、自分に合った案件があるかを調べるのが確実な方法です。
案件をチェックする時に見るべきは、下記になります。

  • 業務経験:自分の職歴にマッチしているか
  • 語学:自分の能力にあっているか
  • 語学については注意が必要です。要件が「英語」であっても、現地語の方が有利である場合があるからです。
    要件に現地語を入れると応募者が限られてしまうため、英語としていている場合があるのです。

    どうして海外就職をしたいのか

    なぜ、海外就職したいのか、目的ははっきりしていますか?
    キャリアアップをしたいのか、独立・企業をしたいのか、楽しい余裕のある生活をしたいのか、漠然と日本での将来に不安があるからなのか。

    いずれにせよ、スペシャリストとしての知識と経験が、将来に役立つことは間違いありません。
    しかし、他の人と違ったスペシャリストになるためには、それなりの努力をしないと目標には到達できません。
    そして、海外での経験が自分の専門分野を深めるということを理解してください。
    まず自分の目標を明確にしないと、モチベーションを保つことができません。

    海外就職で何を得るのか

    一般的に、海外就職で得られると思われるのは、語学力です。
    逆に、海外就職したのだけれど、全く言葉ができません で終わると、その人の適応能力・向上心も疑われてしまいます。
    海外に住むだけでは、語学力は得られませんので、継続した努力は必要です。
    語学については、英語と現地語のどちらを勉強していくか、で悩むところではあります。これは汎用と専門の違いです。

    ゼネラリストであれば英語、スペシャリストであれば現地語でしょう。
    例えば、法人営業・インドネシア語というスキルセットと、法人営業・英語というスキルセットで考えて見ましょう。
    インドネシアにおいては、前者のスキルの方が後者よりも重宝されます。社内でのコミュニケーションも問題ありませんし、その他の付随業務でも役に立つからです。
    また、採用側からすると、インドネシア語のできる人のほうが、長く働いてくれるイメージもあり、インドネシアに特化した人材になるということです。そして、日本に帰国した後でもインドネシアの専門家となりますし、日本での就職活動でも、焦点を絞れます。日本からインドネシア向けに法人活動を行うためには、英語よりインドネシア語の方が向いているのです。

    ただし、特化型ですから、多国向けでは英語の方が向いていることもあります。要はマッチするところには、ぴったりはまる、といった感じです。

    海外就職 新卒と中途の違い

    新卒の場合、業務経験がないため、就職では不利になります。これを補うのが語学力です。
    これも現地の言葉ができた方が、専門性が高く、また長く働けると評価されるので、まず語学力を高めるのが先決です。
    全く語学ができなくては、現地での生活もままなりません。ただ語学が完璧になるまでには時間がかかります。
    そこそこのところで、まず現地での就職先を確保、仕事をしながら語学学習を続けるのも一つの方法です。
    1-2年の職歴を積めば、現地での転職はほぼ問題ありません。
    語学力に自信がない場合には、日本人への対応といった、求められる語学力の低い職があるかを先に確認しておくことです。
    私の体験では、中国に語学留学後、職歴なし・中国語のみで就職できました。職歴がないからといってあきらめるのは、早計です。

    海外就職 労働ビザについて

    労働ビザや永住権について、取得が難しいなどの話をよく聞きます。いったいどういう状況なのでしょうか。
    一般的に労働ビザは、先進国では取得しにくく、途上国では取得しやすいです。途上国は、外国からの投資を促進しているため、外国人専門家のビザ取得を難しくしてしまうと、投資の阻害要因となってしまうのです。
    実際の取得要件は国によって異なり、要求される資格も学歴や、職歴、専門性などで変わってきます。
    別記事でホタイのおすすめしているような東南アジアの国々で、日系企業に就職するのであれば、ほぼ会社側が手配することとなります。現在は、オンライン面接などで日本にいなが就職活動ができますが、その過程で労働ビザ取得の書類等も問い合わせておくと、会社側から教えてくれます。会社が労働ビザを手配してくれない時は、その会社は法令遵守ができていないので、避けたほうが良いでしょう。ただし、短期ビザで入国し、その国で労働ビザに切替えることもありますので、内容をよく確認してください。
    先に留学を、と考えている場合も、事前に大まかな情報を調べておき、現地で実際の状況を確認するのが良いでしょう。

    外務省データから見えてくるおすすめの海外就職先。必要な英語力は?
    海外就職 経済的に住みやすい国はどこか。収入と物価から考える

    海外就職の方法第一歩
    –挫折せずにモチベーションを保つ–

    目標とする職を確認し、まず国を探す。そして語学を磨く。はっきりとして目標がないと、誰しも挫折してしまいます。
    海外への就職は、独り身で、若いうちの方がやりやすく、また仮に日本に帰国しても、帰国時の年齢が若い方が転職が容易です。年齢が上がるにつれ、職歴・技能が重視されます。就職してからのスキルアップが焦点になります。

    どのような職があり、どの国が向いているのかを調べ、はっきりとした目標に向かえば必ず成功することでしょう。
    今開いているスマホやPCを閉じる前に、あたなの思いついた「国名 転職」で検索してください。それが第一歩です。

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    私自身語学留学から現地採用を経て、20年以上海外で暮らしていますが、全く後悔はありません。
    氷河期といわれる世代にあたりますが、あまり不景気を感じたこともないのは、海外の成長著しい国に住んでいるためでしょうか。

    ——ホタイブログ—–

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